漁場環境保全運動
県漁連の取り組み
「美しい富山湾」を守る活動
美しく豊かな海があってこそ、漁業は成り立っています。私たちは、消費者の方々に安全で新鮮な魚を責任を持ってお届けするため、様々な活動をしています。

・海と川と海をつなぐ環境保全運動
写真最近、森と海とのつながりがよく言われています。これは、海中のプランクトンや魚といった海の生態系にとって、川上にある森林で育まれた豊かな栄養分を含む水が必要不可欠なものであることがわかってきたためです。
そこで、全国の漁協系統では、漁業者が山に入って植樹を行うという活動を行っています。
富山県は、植生自然度が本土では第一位と森林環境に非常に恵まれています。それでも、平成11年9月に岐阜県の神通川上流部での集中豪雨によって山林が崩壊し、神通川を通じて大量の流木・沈木が富山湾に流出して、多大な漁業被害が生じました。
このことから、富山県の漁業者も、県や森林組合等が行っている植樹祭や育樹祭に参加したり、神通川の上流にある岐阜県と交流を行うなど、海と川と海をつなぐ環境保全運動に積極的に取り組んでいます。

・合成洗剤追放・天然石けん使用運動
合成洗剤に含まれる合成界面活性剤は、自然界での分解速度が遅く、また毒性が強いため、魚にとっては大敵です。また、合成洗剤には環境ホルモンが含まれており、水資源の循環を考えるとき、人間にとっても大きな問題となっています
そこで、漁協系統では、合成洗剤を使わずに「天然石けん」を使おうという運動を展開しており、「わかしお」というオリジナルブランドを開発して、一般の方にもご利用いただけるよう普及に努めています。

富山湾沿岸の水質調査
写真 富山県の主幹漁業である定置網において、漁業者が毎月一回海水を採取し、それを富山県水産試験場で分析してもらっています。この調査は昭和48年から行っており、富山湾の水質変化を知る上での貴重なデータになっています。

・海浜清掃運動
写真川辺や海辺でよく見かけるゴミ。朽ち果てて自然に帰るものもありますが、人が作り出したビニールなどは、最後に海にたどり着き、腐ることがありません。このようなゴミは、水辺の生き物にとって死活問題です。消化されないゴミを食べて死んだり、ゴミによって棲み場を失ったりしています。
しかし、近年は自然環境に対する意識の高まりもあり、全国各地で「クリーンアップ運動」が展開されています。富山県内のJFグループでも、地域住民と一体となって、海岸や漁港などの定期清掃を行っています。
また、生協や農協・森林組合等と手を携え、「海岸クリーンアップ作戦」を富山県内3ヶ所(石田浜・八重津浜・島尾海岸)で毎年行うなど、活動の輪を広げています。


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